小さな頃からたくさんの舞台を観る環境で育つ。
自分を生きている人たちを間近に見て「人生なんでもありなんだ」と勇気をもらい、小学4年生で「舞台人」と「普通の家庭」を天秤にかけて悩んでいた記憶がある。

学校の勉強よりも、人生についてや生きること、人の心理にとても興味があり、世間知らずのまま大自然に囲まれた田舎で育つ。

もっと色んな世界を見たくて大学に行き、海外旅行でバックパッカーをしたり、スキーのインストラクターをしたり、色々なことを体験して自分と向き合うが、やはり小さな頃からずっと心の片隅にあった舞台の世界に進むことを決める。

そこで「役者であるからには様々な経験をしている波乱万丈な人生でなければ、人に何かを伝えることなんてできない」という思い込みのもと、気が付いたら私生活でどん底まで行き、『幸せになりたい』と心の底から思う日が来る。
約8年間、様々な舞台に立ち、連日の学校公演で喉も潰れ、自分に行き詰まりも感じていた。

そんな中、出会ったパートナーの夢と希望に溢れる未知の世界観の舞台を見て衝撃を受け「これを多くの子どもたちに届けたい」と強く思い、舞台を降りる。
その後、会社設立。小さい頃の夢だった「普通の家庭」と「大好きな舞台」に囲まれ全ての願いが満たされた時、
改めて『私も何かを表現したい』と自分を見つめることになる。

私は「何が伝えたい」のか、「どうやって表現したい」のか。
約3年に渡って自分を掘り下げる作業を続ける中、もともと興味のあった精神世界に惹かれていき、自分の伝えたいメッセージは「自分を生きる勇気」と、人に「笑顔」になってもらうことが大好きだということを改めて再認識する。

現在は、パートナーのエンターテイメントの会社を支えながら、心を紐解くカウンセラー「ピーラー・ピロコ」として活動。家族との時間も大切にする二児の母。